2つの学習概念と理系のネイティブスピードの音読素材
海外の大学院にきて、TOEICのレベルやTOEFLのための教科書的な付け焼刃の練習では到底かなわないレベルだと痛感しました。
最近、意識し忘れていたことは、語学学習には、
- 整理して「理解」する「獲得」
- 「慣れ」で身体に染み込ませる「速度上げ」
の2つがあるということです。もちろん、一度習ったら慣れるまでやる、と言うのはすごく当たり前のことです。問題は、練習のときにこの2つをあまり意識していないか、混同していることが多いのです。
例えば、シャドーイングなどの音読系の練習の目的は2つ目の「速度上げ」や「慣れ」です。
- 音で聞いた情報の理解の速度を上げること
- 舌や口の回り具合を速める
の2つの「速度上げ」です。
音読では、語彙力によって、音読→意味やイメージが浮かぶ、とならない文章が出てきます。この場合、音読→和訳→意味やイメージが浮かぶ、と日本語を使うことでイメージへの変換を確実にし、その後で日本語を抜く必要があります。
さて、音読パッケージは、森沢さんの本を一冊終わらせたあとは、TOEFLのリスニングのトランスクリプトをテスト対策も兼ねて使っていました。理系の表現が多いもので、リーディング的にはレベルが高すぎないもの(論文のようなレベルではない)ものがあったのでこれを試していきたいと思います。
Podcasts - Scientific American
※約1時間の枠内で1つが目安。
追記、1分でなく意外と長いものが多いので、少し扱いづらい。